2010年11月26日金曜日

ミニサーキットのデジタルステップアッテネータ

FMトランスミッタのダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)用D/Aコンバータ出力のI/V変換にMini-Circuits社のトランスを選定。同社の製品は、よく使う電子部品通販サイトで取り扱いがなく、メーカ代理店のミニサーキットヨコハマから購入しました。



ミニサーキットヨコハマのWebには特価販売のページがあり、デジタル・ステップ・アッテネータが目に止まりました。0.5dBステップで最大15.5dBまで可変できるステップアッテネータです。帯域はDC-4GHz。こんなものがワンチップでできるんですね。
ただ問題がひとつ。パッケージがQFNです。でも、この電極形状なら手ハンダできるだろうと購入してしまいました。








もうひとつ「特製木製保管ケース」がおまけで付いてきました。なかなか立派なケースです。内部の黒いのは、導電スポンジのようです。






2010年11月21日日曜日

Make: Tokyo Meeting 06

東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都目黒区)で開催されたMTM06に行ってきました。大垣とくらべ、学校の文化祭っぽい雰囲気を強く感じました。会場の体育館のニオイ(ゴム上履きみたいなかんじ)のせいもあるのかなぁ。会場はかなり混雑してたので、あんまりゆっくり見ることもできなかった。 目を引いたものだけピックアップします。


 
渡辺仁史研究室
住宅の床にRFIDタグを多数敷き詰め、AR(拡張現実)技術を使い住人の動線を平面図上に可視化できるというもの。ARって面白そう。

渡辺仁史研究室


roomoot
音に反応してふわふわのケモノ耳が動く。動きが、生きてるみたいで面白い。

 roomoot




田中秀樹 ‒Hidepon Works‒
ヘリコプター用マイクロガスタービンエンジンでミニSLを走らせるデモ。トラブル発生で残念ながら静態展示となってしまった。ガスタービンエンジンの音を聞いてみたかった。運転させると”けっこううるさい”とのこと。始動方法は、スターターで一定の回転数まで上げて、プロパンガス?を使う、とのこと??Webでは動画が見られます。

 Hidepon Works Web
 5インチゲージ『ガスタービン動車プロジェクト』(←動画)













Hello WORLD
電磁石で重り(写真中央の金色の球体)を空中で静止させるデモ。AVRで付かず離れずを制御しているみたい。詳しく話を聞いておけば良かった。






磁気浮上でググってみました。どうやら自動制御のキホンらしく学校関係のページが多数ヒットします。


Make: Japan - Arduinoで磁気浮上
おもしろい屋 珍しい屋:Shop - ホビー製品(科学ホビーグッズ2) 浮かぶ地球儀の市販品
鹿児島大学工学部電気電子工学科 電子制御研究室 - 磁気浮上制御系の基礎的研究
TDK Techno Magazine - 第106回「磁気浮上」の巻
高知工科大学 - マイコンを用いた 簡易型磁気浮上装置の開発
沼津工業高等専門学校 機械工学科 制御工学研究室 小型磁気浮上装置の製作方法
石川工業高等専門学校 - 磁気浮上システムを用いた非接触型搬送装置の開発


sirius506
WILLCOMのW-SIMカードに自作のインターフェースを付加して、一般の有線用電話機をPHS電話機化するデモ。通話デモもやっていた。

 マイコン工作実験日記









スーの道具箱
フルカラードットマトリクスLEDを使ったFLIS-MATRIXの展示。自由に連結させることができる。色が滑らかに変化して綺麗。

 スーの道具箱













続いて、2線式フルカラーLED制御基板FLIS-UNOです。2線のみで電源供給とLED発光色の制御ができる。面白そうなので買ってきました。











silicombi(綛田@藤井の素、木村@阪大ToolBox)
FPGA+STBee Media Player、製作が間に合わなくてModelSimのシミュレーションまでの発表。Spartan 3E-250で動画再生を行う。MPEG2デコーダは、勉強がてら自分で書いたそうです。






東京工業大学 理学部 地球惑星科学科 3年生
小惑星探査機『はやぶさ』製作実物大模型展示





















r-man工房
マッチ棒でロケットができるそうです

 315円(税込み)から始めるロケット開発 -ニコニコ動画









FPGA-CAFE
PicoBlazeでOLEDを駆動するデモ
 FPGA-CAFE



??
フルHDで間欠撮影してつくった動画。タイムラプス動画、というのでしょうか。精緻な映像で描写された映像がめまぐるしく滑らかに動く様は不思議な感じがします。









@yuna_digick
バーグラフ表示の特殊なニキシー管を使ったオーディオスペアナ表示。Make: Ogaki Meetingにも来ていた方ですね。
 ゆな研



筑波大学内山俊朗研究室
ジャイロ効果により自立する投影式万華鏡カレイドスピン。 中央の白い円盤が回転することで得られるジャイロ効果で倒れず自立しています。

 筑波大学内山俊朗研究室


2010年11月8日月曜日

おじさん工房: AMラジオ SDR-1(Software Defined Radio) その2

とりあえず組み立て。
APB-1より部品数が少ないので組み立てやすかった。1点だけ問題あり、12V電源ラインの平滑コンデンサC40(220uF)に6.3V品が添付されていたので手持ちと交換。

組み立て後、早速動作テスト。・・・ぜんぜんラジオが受からない。
当家ではラジオの受信状態が極端に悪いことを忘れていました。そこでAPB-1で試験信号を発生させて受信してみることに。APB-1とSDR-1を直結すると過入力で音が歪んでしまいますが、そうしなければ良好な受信音がします。少々ノイズっぽいですが音抜けがよい印象。

あと気になったのは、局発にFLLを採用しているため周波数変更時にビート音が変動するところ、そして通常受信時にわずかに聞こえる6kHzのビート音の周波数がわずかに震えているところ。これは金属ケースに入れるとか対応しなきゃいけなさそうです。
もうひとつ、アンテナ入力が過入力のとき、入力レベルを替えていないのにアンテナレベル表示が47と41の間をパラパラと変動したり、音量がだいたい10秒ごとに1秒ぐらいのあいだ大音量となりその後普通の音量に戻るという現象が起きました。現実には、そんなレベルで受信することはあり得ないですが、AGCのアルゴリズムの問題と推測されますので、いずれファームアップデートで改善されるものと思います。

現時点では些細な問題が残りますが、スピーカの音を聞きながら、これがAVRマイコンの演算で復調した音なのかと考えると、何だかスゴイなぁと想うばかりです。









今日のメモ - 11月8日

大須で買い物
タケイムセンに東芝のアモビーズの出物があった。実物を見たのは初めて。ディスコンになる型番だからなのか?感光基板は両面用。うまく作れればよいが。



 本は、つん読にならないように注意!



 肝心なときに壊れているDVDドライブ。大して使ってもいないのに壊れてた。仕方ないのでPCパーツ店に買いに走る。価格安いけど釈然としない。




Fusion PCB
Olimexより安いなんて!一度利用してみたいなぁ。
Seeed Technology Inc.という中国深セン市の会社の基板製作サービス。DSO nanoのメーカみたいです。

Fusion PCB Order Steps
なんでも作っちゃう、かも。 - Fusion PCBに発注。


サイクロン集塵機
遠心力でゴミを分離する仕掛けは、ダイソンの掃除機が始まりではないそうです。もともとは、1886年にアメリカで発明されており、フィルタいらずの特長から製材所をはじめ粉末を多量に使用する工場で使われています。製材用のサイクロン集塵機について調べたら結構自作されている方が多いようでびっくり。 空気流入量、サイクロン発生筒、排出空気量から理論式も導けるようですが、最後はやはりカット・アンド・トライ。面白そうです。

Wikipedia - 粉体分離器
サイクロンとは
思いたったらDIY - 道具編 時代はサイクロン
サイクロン集塵機を作ってみた。
自分で鋳造機を作ろう!!- 自作集塵機
サイクロン集塵機
インスタントサイクロン集塵機

2010年11月6日土曜日

核融合科学研究所オープンキャンパス

岐阜県土岐市にある核融合科学研究所のオープンキャンパス(一般公開)に行ってきました。土岐プレミアムアウトレットの近所にあります。



この研究所の中心施設、プラズマ閉じ込め実験装置。大型ヘリカル装置(Large Helical Device; LHD)の建屋(凄く大きい)、制御室、その内部です。
















 
 




 建屋内には、大型ヘリカル装置の真空容器のサンプルもおいてありました。LHDは、このステンレス製の容器を6個(だったかな?)を組み合わせて使用しているそうです。



 









ペットボトルロケット。30メートルくらい(!)飛んでました。





プラズマ関連の展示。