「おじさん工房」で頒布されていた、汎用実験基板を作ってみました。
XilinxのFPGA Spartan3E-250にA/D, D/AコンバータとUSBインターフェースが付いていて、付属のソフトと組み合わせ30MHzまでのスペクトラムアナライザ、ベクトルネットワークアナライザ、ロジアナ、信号発生器、ラジオ受信機として動作させることができるという意欲作です。
主要パーツセットのつもりで申し込んだところ届いたのはフルパーツセットでした。部品数も多く、このキットの制作者の人は大変だなぁ、そうなことを考えてしまいました。
届いたパーツセット
ひとつひとつの部品がキレイに袋に入れられています。
プリント基板(表)
電源周りの配線方法が参考になります
プリント基板(裏)
部品実装後(表)
写真を見てフラックスの拭き忘れに気がつきました。
実は、製作時に0.5mmピッチのARMの半田付けに失敗しました。まさかプラスチックパッケージのバリの裏側ではんだブリッジしているとは・・・
左上のコイル周りのシールドは、まだ付けていません。付けないとノイズを拾いやすくなるようです。
部品実装後(裏)
チップ集合抵抗のはんだ付けも苦手
でも電極が凹型は凸型よりハンダ付けしやすいことに気がつきました
スペアナモード
FMトランスミッタ出力(0dBm)を測定
SPAN 10MHz
RBW 3kHz
スペアナモード
FMトランスミッタ出力(0dBm)を測定
SPAN 50kHz
RBW 200Hz
左右のパイロット信号レベルは、中央のキャリアから14dBダウンのはずです。この画面の結果も妥当に見えます。
スペアナモード
FMトランスミッタ出力(0dBm)を測定
SPAN 1kHz
RBW 12Hz
電源ノイズ60Hzが見えます。
FMトランスミッタには秋月電子の小型DCアダプタを使ってます。そのノイズが乗っているようです。
この実験基板には、他にも多くの機能を持っています。一番の目当ては、ベクトルネットワークアナライザ機能だったのですが、スペアナも思いのほか使えています。USBバスパワーで動くし、凄いキットだと思います。このようなものを頒布してくださった「おじさん工房」さんに感謝です。
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