2015年12月26日土曜日

GPS衛星の位置をシミュレーションするアプリ

任意の時間にGPS衛星がどの方向に見えるのかを調べられるアプリ QZ-radar を使ってみました。わけあって探していましたので ありがとうJAXA!!って感じです。
任意の時間の軌道情報(アルマナック データ)は、QZ-Vision のWebでダウンロード。そして、緯度経度はいつもの電子国土で調べてアプリにセットします。現在のGPS衛星の運用情報は US Coast GuardWeb で確認できますが、過去の情報は見られないみたい。
このアプリ、本来の目的は みちびき 衛星用(QZSS)ですが、この画面では赤色の1個だけで、思っているほど飛んでないんですね。


2015.12.28 追記
GNSS View の方が、アルマナックのダウンロードも不要でラクです。


2015年12月7日月曜日

電源レギュレータの罠を避けるために

久しぶりに工作を再開しようとしています。今度こそ、基板の製作サービスを使おうとプランを練っているところですが、電源周りで考え込んでしまいました。
そういえば以前、電源レギュレータに低ESRの積層セラミックコンデンサを接続して見事に発振させたことがありました。同じ轍は踏みたくない、では、どうすれば。。。

手っ取り早いのは歴史に学ぶということで、先人たちの回路図を見てみます。
まずは、FPGA FM チューナです。レギュレータ TA48033S はデジタル系、アナログ系の2個使いです。デジタル系はレギュレータの直近に47uF タンタル、アナログ系は330uF OSコンですね。負荷にも 1uF 以上には積層は使わずタンタルが使われています。TA48033S のデータシートを確認すると、積層セラミックのことは一言も書いていないので、あえて積層セラミックを避けているのでしょう。

ところで本屋さんで、トランジスタ技術SPECIAL 実験用スタンダード電源設計実例集 が並んでおり、これは良いと早速買ってきました。当然、低ESRコンデンサの罠について言及されています。コラムによると、低ESR対応ではないレギュレータICの近傍には、ESRが0.1~1Ω程度のコンデンサを配置。それより小さな容量なら、負荷の近傍に低ESRのコンデンサを配置しても大丈夫と書いてありました。



2015年11月30日月曜日

ハンダ付け補助ツール

居酒屋ガレージ日記さんのハンダ付け補助ツール。無骨ですが適度な重さで安定していて良いです。実物を見てもうひとつ欲しくなってきました。



2015年8月5日水曜日

無料で使えるDAWソフト

デジタルオーディオワークステーション(DAW)用のソフトウエアとして有名な Pro Tools の機能制限版が無料で使えるようになってます。とりあえずメモ。

Pro Tools | First 


Maker Faire Tokyo 2015

Maker Faire Tokyo 2015 で気になった展示をメモっておきます。


Oscilloclock.com
オシロのブラウン管で時計表示。ビンテージオシロの新しい活用法ですね。駆動回路の自作は大変そうです。Web






メカニカルキーボードの打鍵感を味わえるUSBデバイス。キーを押すとリレーがカチカチ鳴るだけですが、欲しかった。買い忘れました。Blog



鉄道模型を自動運転できるそうです。こういうのは面白そうです。名古屋のK氏向けですね。Web






トランジスタで作ったスーパーLチカコンピュータ。LEDが一斉に点滅を繰り返す様に目を奪われました。Web




出展者不明
自作のプロッタで絵を描いています。こんなに簡単な仕組みで実現できるとは。目からウロコです。





ヨコスカサマーフェスタ2015
Maker Faire Tokyoとは無関係ですが。。。
昨年のヨコスカフレンドシップデーに続き、今年は自衛隊のヨコスカサマーフェスタへ。やはり暑かった。




ペンギンは結構でかいみたいです


南極の氷です(本物)


米軍の艦艇も来ていました



2015年7月26日日曜日

ネットラジオでSuper Rock KYOI

KYOIは、80年代にサイパンから日本向けにロックやポップスを放送していた短波放送局です。
今更ですが当時の雰囲気を味わえます。確かに、こんな雰囲気だった。

Super Rock KYOI.ru

音楽はクリアな音質だけど、ジングルにはフェージングやノイズが乗ってる。
当時の番組編成をエアチェック録音と組み合わせて再現してるんですね。
誰がやってるか判らないが、KYOIへの入れ込み具合が伝わってくる。

2015年6月5日金曜日

イタリアでモバイルWiFiルータを使う

旅行先のイタリアでネットを使おうと空港でモバイル WiFi ルータ をレンタルしました。
そのときの備忘録です。


モバイルWiFiルータ
  • レンタル会社は価格comで選定。借用時に盗難補償を勧められる。加入しなかったが、海外旅行保険にはレンタル品が補償されない場合があるとか。
  • 通信速度は 3G対応。街歩きでの Google Map 閲覧ではそれほど不自由しない。
  • IP電話で日本と通話可能。音質は良いが遅延が気になる。
  • レンタル品の Huawei のバッテリ持ち時間は3時間くらいということ。モバイルバッテリを準備していたから安心できた。
  • スマホの充電器は200V対応のため、電源変換プラグを購入。ホテルのコンセントが少ないので二股があると便利かも。
  • 空港やホテルで暗号化なしの無料WiFiあり。セキュリティの心配があり使用せず。

携帯電話について
イタリアに入国後、携帯電話の電源を入れるとSMSが飛んできた。

【auをご契約のお客さまへ(受信料無料)】
ようこそイタリア・サンマリノ・バチカンへ。
イタリア・サンマリノ・バチカンではメールやインターネットが最大でも2,980円/日(日本時間の0-24時)の定額で安心してご利用いただけます。

 【auをご契約のお客さまへ(受信料無料)】
イタリア・サンマリノ・バチカンから日本への発信は280円/分です。
SMSの送信は100円/通、受信は無料です。
海外から日本に電話をかける際は、「+81」に続き、頭の0を除いた電話番号を入力して下さい。(+は0を長押し等)
(例)080-XXXX-XXXXにかけたい場合
⇒+81-80-XXXX-XXXX
ご旅行中お気をつけてお過ごし下さい。 

うっかりデータ通信をしてしまわないよう、Androidのモバイルネットワーク設定で データローミングが無効(既定値)になっていることを確認。au の iPhone では、パケ死するリスクがあるらしい。いちばん安心なのは、機内モードでWiFiを有効にする。
au のキャリアメールは、機内モードを解除すればWiFi ルータ経由で通信可能だった。
メール着信通知は、WiFi ルータの電源が入っていないのに届いた。どうやら SMS で配信されている模様。おかげで深夜にメール着信音で起こされて閉口。


お金について
  • 空港でユーロに両替。任意のお札を指定できる。調べてみたら、山形の銀行でも両替できるみたい。
  • 旅行中にユーロが必要になった。観光地には必ず両替所があったが換金率が悪いうえ手数料まで取られる。ATMを探してクレジットカードでキャッシングするのが吉。
  • 銀行に入り、ATMを使って帰ろうとすると、壁のスイッチを押さないと自動ドアが開かない仕様。気付かないとしばらく閉じ込められることになりそう。他の人の様子を見られて助かった。
  • 市中の商店で50ユーロ札を使おうとすると露骨に嫌がられる。空港では、難なく使えたが、当たり前のように偽札チェッカーを通していた。なるほど、そういう訳ね。

その他
  • トイレに便座がないことがあるのは本当。でもホテルのものは便座も付いているしキレイで安心。中国とは違い、紙を流しても大丈夫。
  • イタリアにイタリアンドレッシングなし。Wikipedia によるとアメリカ料理。





2015年4月2日木曜日

ヤマハ ルータの基本的なコマンドの備忘録

ヤマハRTX1100の基本的なコマンドの備忘録。

設定内容の表示
> show config

機器設定の表示
> show environment

管理者モードに入る
> administrator

ログインパスワードの設定
# login password

管理者パスワードの設定
# administrator password

コマンドの削除
# no commandtext(当該行をそのまま書く)

時刻合わせ
# date 2015/01/20
# time 22:36:00

NICTのNTPサーバで時刻合わせ
# ntpdate ntp.nict.jp

ログインタイマの設定
キー入力がないときに自動ログアウトするまでの時間(秒)
# login timer 3600

コンソールの言語を設定 英語表示に
> console character ascii
> save

コンソールのプロンプト設定
# console prompt YAMAGATA_GW

2015年3月22日日曜日

EDIUSでスライドショーのDVD制作

動画ノンリニア編集用ソフト EDIUS でデジカメ写真のスライドショーを DVD 化するのに使いました。テレビ局でも使っているソフトなのでやりたいことが出来そうな感じです。
本格的な機能を持ったソフトですが、EDIUS NEO なら2万円余りで買えます。私の場合、K 氏のアドバイスもあり31日間有効な体験版をインストールしました。(ただし Windows 8.1 では 64bit版限定です)


プロジェクト作成時に、DVD 制作に適したプリセットを選びます。720×480ドット・59.94Hz インターレース・アスペクト 4:3 を選んでみました。


音声プリセットはよくわからないので、48kHz/2ch としました。


編集作業は、オンラインマニュアルを見ながら進めて行きます。ひとつ見落としがちなのが音声レベルです。CD 等の音源とは基準レベルが異なりますので、注意が必要です。私は、この記事を参考にしてピークレベルを -8.5dBFS としました。
EDIUS の場合、DVD への書き出しは簡単ですが、オーディオ形式が標準設定(Dolby Digital AC-3)では音声がノイズになってしまったため、Linear PCM としました。でも MPEG-1 Audio Layer II のほうが一般的のような気もします。


2015年2月22日日曜日

SoftEther VPN を使ってみた

遠隔地の PC から自宅にある LAN 端末に接続するため SoftEther VPN を使ってみました。いきなり遠隔地との間で通信実験するわけにも行かず、自宅内でルータ/NAT越えの環境を作り検証したうえで遠隔地との接続実験を行いました。この LAN 端末は、同一ネットワークからのみアクセスを受け付ける仕様のため、ルータを介して接続された LAN2 からは直接アクセスできません。
そこで、LAN1 に SoftEtherVPN Server を接続。LAN2 の VPN クライアントからの接続を試します。



サーバPCの設定
・SoftEther VPN Server をインストールします。
・SoftEther VPN Server 管理 Manager で "localhost"に接続します。


・"localhost" に接続し、簡易セットアップウィザード画面でリモートアクセスVPN サーバー を選ぶと、仮想 HUB の作成画面に移るので適当に名前を付けておきます。



・次に DDNS の設定画面です。これは SoftEther が学術実験目的で運営しているもので無料とのこと。設定内容を確認して画面を閉じます。


・VPN Azure は使わないので今回は無効にしました。


・ユーザの作成と VPN に対してブリッジ接続する物理 Ethernet デバイスを指定します。


・ユーザの作成は、ユーザ名とパスワードを指定するだけです。


・設定が終わり SoftEther VPN サーバー 管理マネージャの画面を拝むことが出来ました。



クライアントPCの設定
・SoftEther VPN Client をインストールします。
・SoftEhter VPN クライアント接続マネージャで”仮想 LAN カード”を作成
 仮想LAN → 新規仮想LANカードの作成 → 名前は適当に。
 これでネットワークのプロパティに仮想 LAN カードが現れました。


・SoftEhter VPN クライアント接続マネージャで”新しい接続設定の作成”
 接続 → 接続設定の新規作成

  接続設定名: 適当に
  ホスト名: DDNS の FQDN またはIP アドレス
  仮想 HUB 名
  ユーザ名
  パスワード



自宅内でルータ越え通信実験
自宅内であれば上記設定で、VPNクライアントPC1から VPN サーバを通して LAN 端末に無事アクセスできました。(ブロードバンドルータでNATされるので逆方向の通信はできません)



ところで SoftEther VPN サーバは L2TP/IPsec にも対応しています。試しに、クライアント PC から Windows の VPN 接続機能を使って接続を試みたところ、接続はできましたが、件の LAN 端末にはつながりませんでした。何か、微妙に違いがあるようです。

L2TP/IPsec を使うには、SoftEther VPN サーバー 管理マネージャの IPsec/L2TP 設定で行いました。



遠隔地からの通信実験
次に遠隔地からの通信を試してみます。自宅のホームゲートウェイでNATされますので、ポートマッピング設定(静的 IP マスカレード)を行います。インターネット側から SoftEther が使うポート番号のパケットが来たら、SoftEther VPN サーバに届くようにしてください。

・プロトコル TCP(ポート番号 443)
・プロトコル TCP(ポート番号 992)
・プロトコル TCP(ポート番号 1194)
・プロトコル TCP(ポート番号 5555)

これで、遠隔地の Windows PC に SoftEther クライアントをインストールして無事に自宅 LAN 端末へのアクセスに成功しました。(ご協力頂いた K 様ありがとうございました)

2015年2月9日月曜日

意外に使える!? 中華AndroidミニPCを試す

HDMI端子に接続するだけでテレビを”スマートテレビ”化できる、AndroidミニPCを買ってしまいました。この手のものとしてはMK809というスティックPCタイプが有名のようなんですが、その小ささゆえ発熱で不安定になるとか無線LANがどうもとか少々癖のある製品のようです。そこで、有線LAN付きで極端に小型すぎない卓上型?を選んでみました。CPUはRK3188T 1.4GHzのクワッドコアだということです。これで送料込みで1万円以下。怪しさ満点なので価格が高いのか安いのか何とも評価しづらいですが買い求めやすい価格と思います。


Amazonで注文すると、10日余りで中国・広州から小包で届きました。職場宛に送ってもらったんですが、差出人が空白になっていたり(よく見るとアパートみたいな住所で、簡体字で個人名が書いてありました)中国語の文字が書いてあったり、箱が凹んでいたりして”貴方宛の荷物で間違いないか?”と不審物扱いされてました。


電源やケーブル類、リモコンまで付属しています。キーボードとかマウスなど入力デバイスは別途欲しくなるかもですね。
早速、レグザにHDMIケーブルを接続してスイッチオン。レグザの仕様表によると1080p(60p/24p)対応で画面表示できるのか心配でしたが杞憂でしたね。1080pではなくても映るようです。


次いで、Androidの画面出力を変更します。設定→ ディスプレイ → HDMI Mode にて 1920×1080p-60に変更します。無事1080pに変更できました。


このAndroidは、Google Playがプリインストールされているのでアプリを追加してみます。例のピクセラのアプリを試してみます。が、残念ながら非対応。駄目な理由を明かさなくてどうするの!と文句を言いたいです。



さて Radiko はどうでしょうか。結論から言うと、GPS がないので駄目でした。疑似ロケーションを無効にしてくれというので、言うとおりやってみましたけど。
代わりに "Raziko" を試したところ、PCと同様にちゃんとラジオを聴くことができました。



そういう訳で、駄目っぽいアプリはやはり制約がありましたが テレビで見る Youtube は PC よりキレイに見えますし、動作もスムーズで好印象でした。メディアプレーヤ的に使うには、やっぱり適しています。



2015年2月5日木曜日

スマホで自宅へVPN

VPN ルータ RTX1100 を使って、スマホから自宅へ VPN 接続する実験をしてみました。VPN のプロトコルには、種々ありますが比較的新しい L2TP/IPsec を試しました。
我が家のインターネット接続は、au ひかり でプロバイダとホームゲートウェイ間は PPPoE 接続。ホームゲートウェイには動的グローバル IP が割り振られています。ただ、”動的” とは言っても IP アドレスの変動は少ないようです。
VPN ルータは、インターネットに直接接続したいところですが、ホームゲートウェイに ひかり電話機能がついている都合上、ホームゲートウェイの LAN 側に接続せざるを得ませんでした。


ホームゲートウェイの設定
VPNルータの応用例を見ると、インターネットに直接接続することを前提にされている場合がほとんどです。今回の場合、インターネット → ホームゲートウェイ → VPNルータ という二重ルータ構成になってしまいます。このためインターネット側からの接続を可能とするため、IPsec で必要なポートマッピング設定(静的 IP マスカレード)を行います。

・プロトコル ESP: LAN側ホスト 192.168.0.240
・プロトコルUDP(ポート番号 500): LAN側ホスト 192.168.0.240
・プロトコルUDP(ポート番号 4500): LAN側ホスト 192.168.0.240

また、ホームゲートウェイで IP アドレス変換されてしまうので VPN パススルー機能を有効化しておきます。


VPNルータの設定
ここではVPNトンネルを3本用意し、5名分のユーザ登録をしてみました。


上記と同じ内容のテキスト文は次の通りです。

ip route default gateway 192.168.0.1

ip lan1 address 192.168.0.240/24
ip lan1 proxyarp on

pp select anonymous
pp bind tunnel1-tunnel3
pp auth request mschap-v2
pp auth username user1 password1
pp auth username user2 password2
pp auth username user3 password3
pp auth username user4 password4
pp auth username user5 password5
ppp ipcp ipaddress on
ppp ipcp msext on
ppp ccp type stac
ppp ipv6cp use off
ip pp remote address pool 192.168.0.200-192.168.0.210
ip pp mtu 1258
ip pp tcp mss limit auto
pp enable anonymous

tunnel select 1
tunnel encapsulation l2tp
ipsec tunnel 101
ipsec sa policy 101 1 esp aes-cbc sha-hmac
ipsec ike keepalive use 1 off
ipsec ike local address 1 192.168.0.240
ipsec ike nat-traversal 1 on
ipsec ike pre-shared-key 1 text himitsu
ipsec ike remote address 1 any
l2tp tunnel disconnect time off
l2tp keepalive use on 10 3
l2tp keepalive log on
l2tp syslog on
ip tunnel tcp mss limit auto
tunnel enable 1

tunnel select 2
tunnel encapsulation l2tp
ipsec tunnel 102
ipsec sa policy 102 2 esp aes-cbc sha-hmac
ipsec ike keepalive use 2 off
ipsec ike local address 1 192.168.0.240
ipsec ike nat-traversal 2 on
ipsec ike pre-shared-key 2 text himitsu
ipsec ike remote address 2 any
l2tp tunnel disconnect time off
l2tp keepalive use on 10 3
l2tp keepalive log on
l2tp syslog on
ip tunnel tcp mss limit auto
tunnel enable 2

tunnel select 3
tunnel encapsulation l2tp
ipsec tunnel 103
ipsec sa policy 103 3 esp aes-cbc sha-hmac
ipsec ike keepalive use 3 off
ipsec ike local address 1 192.168.0.240
ipsec ike nat-traversal 3 on
ipsec ike pre-shared-key 3 text himitsu
ipsec ike remote address 3 any
l2tp tunnel disconnect time off
l2tp keepalive use on 10 3
l2tp keepalive log on
l2tp syslog on
ip tunnel tcp mss limit auto
tunnel enable 3

ipsec transport 1 101 udp 1701
ipsec transport 2 102 udp 1701
ipsec transport 3 103 udp 1701
ipsec auto refresh on

dns server 192.168.0.1
dns private address spoof on
l2tp service on
save


スマホの設定
ヤマハのWebに設定方法が記載されています。

 ヤマハ: アンドロイドからリモートアクセスする
 ヤマハ: iOSからリモートアクセスする

Android 4.0 では微妙に画面が違いました。
システム設定 → (ワイヤレスとネットワーク)その他の設定 → VPNネットワーク → 基本VPN → VPNネットワークを追加

・VPN名: (適当に名前をつける)
・タイプ: L2TP/IPSec PSK
・サーバーのアドレス: グローバルIPアドレス または FQDN
・L2TP保護: (未使用)
・IPSec ID: (未使用)
・IPSec事前共有鍵: (VPNルータに設定した文字列)


VPN接続で速度は?
スピードテストをやってみました。3G 回線で1.69Mbps のところ、VPN接続で自宅経由では976kbpsに低下しました。こんなものなんですかね?もっと遅くなるかと思っていました。

2015.02.07 追記
平均速度でみると、1.41Mbps が VPN 経由では 615kbps になってます。理論値はわかりませんが感覚的にはしっくりときます。


ところで Android 4.0でのスクリーンショットは、電源ボタンとボリュームキー(下)を同時長押しすると、カメラのシャッター音が出て取得できました。





WindowsでVPN接続
実家の Windows7 から自宅に VPN 接続してみました。実家のルータは、特段の設定変更なしに接続できました。
コントロールパネル → ネットワークとインターネット → ネットワークと共有センター → 新しい接続またはネットワークのセットアップ → 職場に接続します → インターネット接続(VPN)を使用します → 下図の通り設定 して次へ

インターネットアドレス: 接続先のFQDNかIPアドレス
接続先の名前: 適宜
今は接続しない にチェック


次へ をクリック。
ユーザ名、パスワード: VPNルータで設定したもの
ドメイン: (空白)

作成をクリック後、閉じる。(「今すぐ接続します」を選ばないこと)


コントロールパネル → ネットワークと共有センター → アダプターの設定の変更
作成したVPN接続をクリック → プロパティ→ セキュリティ タブ

・VPNの種類 で L2TP/IPSecを選ぶ
・詳細設定 で 認証に事前共有キーを使う を選び VPNルータに設定した事前共有キーをセット



次に、NATトラバーサル機能を有効にするため、Windowsのレジストリを変更します
Windows Vista や 7 の場合には "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent" 

に、"AssumeUDPEncapsulationContextOnSendRule" という名前の "REG_DWORD" を作成して、値には "2" を設定します。

値の意味は次の通りです。
 0: NAT トラバーサルを無効にします。何も指定しなかった場合はこれが選択されているものとします。
 1: NAT トラバーサルを有効にします。片一方が NAT の背後の場合に設定するそうです。
 2: NAT トラバーサルを有効にします。サーバとクライアントの両方が NAT の背後にある場合に使用するそうです。

これらから、適切な値を設定して Windows を再起動すれば、設定した動作モードが有効になります。





Windows で radikoを聞いてみる
実家から自宅に VPN 接続して radiko を聞いてみました。すると、"MIYAGI JAPAN" と表示されます。自宅では山形なのに宮城と誤認識されてますので、まさに自宅に VPN 接続されていることを確認出来ました。



Android でブラウザを使って radiko を聞いてみる
ブラウザで radiko にアクセスすると、アプリのダウンロードへ誘導されてしまいます。そこで Firefox ブラウザでPCサイトモードでアクセスしてみました。しかし、Flash がないので肝心な再生ボタンが表示されません。そこで Play ストアで Flash を検索しましたが出てきません。そういえばスマホ向け Flash はサポート終了していたんでしたっけ。
それでも Adobe のサイトに Flash Player アーカイブ版のインストール方法が掲載されています。こうしてようやく radiko を使うことが出来ました。


参考資料
ヤマハRTX1200の設定例:複数のL2TPクライアント(アドレス不定)の接続を受け付ける場合
はむのブログ Ver.4.8.6 ~= Irregular childRTX1100でF-05d→ひかり電話のVPN組んでみた
Aterm.jp: VPNパススルー機能
アライドテレシス: ダイナミックDNSを利用した動的IPアドレスを持ったルーター同士のIPsec VPN
マイナビニュース: ヤマハルータでつくるインターネットVPN
インターネットイニシアティブ SEIL: Windows 7のVPN(L2TP/IPsec)設定手順