2015年12月7日月曜日

電源レギュレータの罠を避けるために

久しぶりに工作を再開しようとしています。今度こそ、基板の製作サービスを使おうとプランを練っているところですが、電源周りで考え込んでしまいました。
そういえば以前、電源レギュレータに低ESRの積層セラミックコンデンサを接続して見事に発振させたことがありました。同じ轍は踏みたくない、では、どうすれば。。。

手っ取り早いのは歴史に学ぶということで、先人たちの回路図を見てみます。
まずは、FPGA FM チューナです。レギュレータ TA48033S はデジタル系、アナログ系の2個使いです。デジタル系はレギュレータの直近に47uF タンタル、アナログ系は330uF OSコンですね。負荷にも 1uF 以上には積層は使わずタンタルが使われています。TA48033S のデータシートを確認すると、積層セラミックのことは一言も書いていないので、あえて積層セラミックを避けているのでしょう。

ところで本屋さんで、トランジスタ技術SPECIAL 実験用スタンダード電源設計実例集 が並んでおり、これは良いと早速買ってきました。当然、低ESRコンデンサの罠について言及されています。コラムによると、低ESR対応ではないレギュレータICの近傍には、ESRが0.1~1Ω程度のコンデンサを配置。それより小さな容量なら、負荷の近傍に低ESRのコンデンサを配置しても大丈夫と書いてありました。



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