自己共振周波数は約4.2MHz
インピーダンス特性
マッチング(整合)回路
直径50センチ 2回巻ループアンテナの単体インピーダンスの抵抗成分は、600kHz付近で約600mΩと非常に低いものでした。これは簡易測定器による測定のため正確とは言えませんが、それでもかなり低いことは明白です。
このインピーダンスを受信機の50Ωに近づけるため、整合回路を作成しました。コンデンサでリアクタンス成分を打ち消す(共振)した後に、トランスでインピーダンスを81倍に変換します。
マッチング回路
マッチング回路で使うコンデンサですが、高々1MHz近辺だから汎用品のマイラーコンデンサ(ポリエステルフィルム)で大丈夫と思って使ってみたところどうも変です。ループアンテナの抵抗成分は0.6Ω程度なのにインピーダンス変換比36倍のトランスで50Ω近くになってしまいます。巻物構造のため内部抵抗が高いのかもしれません。上記の用に積層構造のマイカコンデンサにしたらもっともらしい動作となりました。
マッチング回路(失敗版)
受信テスト
ループアンテナを傘にテープで固定して、ホイップアンテナ近くに設置して受信端子電圧を比較してみました。2回巻のループアンテナ単体ではホイップアンテナと大差ないかやや低めですが、マッチング回路を取りつけると大幅にレベルが増えることがわかります。また、当地ではどういうわけかループアンテナを水平に設置した方がレベルが高いことがわかりました。それと、ループアンテナ1回巻と2回巻でマッチング回路なしのときは約4dBの差がありました。
受信端子電圧(単位dBμ)
ホイップアンテナ SA7000
ループアンテナ 直径50センチ 2回巻 垂直設置(マッチングなし)
ループアンテナ 直径50センチ 2回巻 垂直設置(マッチングあり)
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