2014年2月8日土曜日

DE0-nano 拡張ボード: オーディオ入出力部(1)

まずは使用部品を選びます。以前の FM トランスミッタと同じような入力構成を想定しています。なるべく部品点数を減らしてシンプルにしたいです。

デジタルオーディオインターフェース
DE0-nano 側のクロックに同期させるため、サンプルレート・コンバータ内蔵のものを探すと。。。Texas Instruments の SRC4382 (送受信), SRC4392 (送受信) や Cirrus LogicCS8420(送受信), CS8422(受信) が見つかりました。コスト、機能、入手性を考慮すると SRC4382 が良さそうです。

特長
・THD+N -125dB
・入出力サンプルレート 最大216kHz
・電源 +1.8V, +3.3V
・TQFP 48ピン
・ホストインターフェース SPI / I2C



SRC4382 内部ブロック図


デジタルオーディオ用 光モジュール
要はトスリンクなんですが、以前よく使っていた東芝 TORX147 / TOTX147 は入手が難しくなってきました。Digi-Key では類似品として Everlight ElectronicsLite-On の製品があります。
TORX147 / TOTX147 とピンアサインが同じで小型なシャッター付きとして、次の製品を想定することにします。取付穴を少し考慮しておけばどちらでも使用可能にできます。
サンプルレート 192ksps に対応できればステレオコンポジット信号を出力できますが、伝送速度は最大 16Mbps のため 96ksps 止まりです。

受信用 PLR135/T10
送信用 PLT133/T10W



オーディオ出力用 D/A コンバータ
前回の失敗を教訓に、少し改善を図ります。ただ、ステレオコンポジット信号を扱うにはオーディオ用 D/A コンバータは、帯域特性の点で役不足と思っています。それでもオシロでそれらしい波形が出ているのを見たいだけなのでここはコストの都合で妥協です。
192ksps対応、5V単電源動作できてラインドライバ内蔵の D/A コンバータを探したところ、Texas Instruments の PCM510x シリーズが良さそうです。32bit 384ksps 対応で、音声特性の違いで PCM5100A, PCM5101A, PCM5102A の3モデルがあります。入手性を考えて PCM5102A を選ぶことにします。




USB シリアルインターフェース
将来用に付けておきます。FTDI の FT232RL なら秋月電子でも取り扱いがあります。


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