2014年2月9日日曜日

DE0-nano 拡張ボード: 高周波出力部(1)

この基板を使って、ベースバンドのイメージ成分から直接高周波信号を取り出す方法と Low-IF をアップコンする手法の2通りを試してみたいと考えています。


ベースバンド用 D/A コンバータ
以前の記事でも書いたとおり、D/A コンバータは Interpolator 内蔵 12bit で 1Gsps 動作できる AD9776A を選びました。素晴らしく高機能である代わりに高価なデバイスです。



アップコン用 直交変調器
最近のSDR基板を見ていると、D/A コンバータと直交変調器の組み合わせで簡単に VHF ~UHF に亘る広帯域の送受信機を実現しています。

Myriad-RF は、Lime microsystems の "Field programmble RF IC" LMS6002D を使い 主要機能はほぼワンチップです。これで 300MHz - 3.8GHz まで送受信できるということです。


HackRF というのもありますね。これは D/A・A/D、IF Up/Down Conv.、RF Up/Down Conv. 機能別のデバイスを組み合わせています。


今回は、ADRF6755 を使いたいと考えています。
いちばん設計が難しそうな VCO と同調回路を内蔵し、PLL シンセサイザと直交変調器がワンチップになっています。VCO は、100MHz - 2.4GHz をカバー。


ただ、パッケージが 0.5mm ピッチの LFCSP と聞き慣れない名前です。図をみると、QFN とよく似た雰囲気。チップ側面に電極が見えているなら手ハンダできるのでは、と期待しています。


0 件のコメント:

コメントを投稿