故障というのは、自動的に同調したラジオの音が歪むというもの。まるで同調がわずかにずれているように聞こえるそうです。当地でテストしたところ、自動同調機能は調子良く動作するものの電源ハム音が聞こえて歪みがどうこうという以前の状態でした。
フタを開けて中を見ると、PNP型のゲルマニウムトランジスタやNPN型のシリコントランジスタが使われています。内部の電源はプラス接地になっていて時代を感じさせます。
基板を裏返すと盛ってナンボという調子でハンダの量が多く、ショート寸前や大きなハンダごみがフラックスで浮かんでいます。1970年代のメードインジャパンはこのような状態だったとは。
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