2009年5月24日日曜日

FMステレオチューナに選局機能をつける(その4)

5.ピン配置の指定
 DIPスイッチ(オプションスイッチ)が接続されている、FPGAのピン番号をDesign Plannerで指定します。

Design Plannerの起動
 ispLEVERの"Sources in Project"のパネルでデバイス名 "LFXP2-5E-5TN144C" を選択し、右側の "Processs for current source" のパネルで "Design Planner(Pre-Map)" をダブルクリックします。"SpreadSheet View" ウインドウが出てこないときは、"Design Planner Control" で "View - Spreadsheet View" を選ぶと表示されるはずです。























 DIPスイッチはFPGAボードCN1のA15, A16, A17, A18に接続されています。
それぞれに対応するFPGAのピン番号とピン名称は次の通り。
CN1 A15: P46(PB14A_Bk5)
CN1 A16: P48(PB14B_Bk5)
CN1 A17: P52(PB16B_Bk5)
CN1 A18: P54(PB17B_Bk5)

これらの情報をもとにSpreadSheet Viewにピン番号を書き込んでいきます。
OPTSW_IN_3: 46
OPTSW_IN_2: 48
OPTSW_IN_1: 52
OPTSW_IN_0: 54














6.FPGAへの書き込み
 ispLEVERの "Sources in Project" のパネルでデバイス名 "LFXP2-5E-5TN144C" を選択し、右側の "Processs for current source" のパネルで "Generate Data File(JEDEC)" をダブルクリックします。
"Done: completed successfully" と出れば、成功。
いっぱいWarningがあるとも言われますが、Errorじゃないしまあいいか。

 FPGAへの書き込みにはispVMを使います。ispLEVERで"L"マークのアイコンをクリックして起動します。



"L"マークをクリックしてispVMを起動











書き込みケーブルを接続して、
"Scan"をクリックするとデバイスが認識されます









 ケーブルが認識されないなどエラーの場合は意外に的確なメッセージが出ます。
 ドライバーがインストールされていないときは、"ispTools"の"Install/Uninstall LSC USB/Prarell Port Driver"でインストール。そして、ドライバ設定の不備なら、"Options"の"Cable and I/O Port Setup"のお世話になるはずです。




デバイス名が出ている行をクリックして、書き込みたいjedファイルを選んでおきます。











"GO"をクリックすると、書き込みを開始します。
数十秒で書き込み完了です。
















7.最後に ディップスイッチを読み込みNCOの係数を変えるだけのごく簡単な変更でした。でも、XilinxのISEとは勝手が違い意外に面倒でしたのでDDT誌のチュートリアル記事を見ずに使い方がわかるように、を意識して書きました、実は自分の備忘録だったりします。

 今回は、自分で使うため最低限欲しかった簡易選局機能をつけましたが、ディップスイッチをぱちぱち操作するのはやはり不格好。次は外部にマイコンを繋いでデジタル表示をつけるなど見栄えの良いものにしたいですね。でも、その前にマイコンを覚えなくちゃいけないですが。

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