応用製品の出力仕様
ルビジウム発振器は電子機器や測定器の基準信号源として、分配接続されることが多いため複数の出力を持っていることが多いです。もちろん 個人使用ですので、多くの出力数は不要ですが測定器に接続できるレベルや波形にしなくてはなりません。そこでまず、市販のルビジウム発振器応用製品の仕様 を調べてみました。日本通信機、Symmetricom、Stanford Research Systems
概ね次のようになっています。
- 10MHz正弦波、振幅1Vrms以上
- 10MHzTTLレベル、>3V peak、デューティ比50%
- コネクタBNC 50Ω
測定器の外部標準入力について
次に、接続される測定器の入力レベルを調べてみました。手持ちのSG(HP 8657A)は0.15V以上となっていますが、一般的にはどうなのかと思い、メーカの現行品も調べました。
結果は、はっきり言ってバラバラ。同じメーカでもモデル毎に異なり統一されていない模様。どうやら必要に応じて適宜アッテネータを挿入して使うもののようです。波形についてサイン波とか方形波だとかの指定は、特段ないようです。
- アンリツMS2711Dハンドヘルドスペアナ: -15dBm-+10dBm、50Ω
- アンリツMS2681Aスペクトラムアナライザ: ≧0dBm
- アンリツMG3641A/MG3642Aシンセサイズド信号発生器: ≧0.7 Vp-p/50 Ω
- アンリツMF2400Cマイクロ波フリケンシカウンタ: 1~5Vp-p(AC結合)、入力インピーダンス:≧1kΩ
- アジレント4403B ESA-Lスペアナ: –15 to +10 dBm
- アジレント53181A RFカウンタ: 200mVrms~10Vrms
- アジレントN9310A RF信号発生器:>0.35 Vrmsレベル、50Ω終端
- アドバンテストU3741スペクトラム・アナライザ:0~+16dBm
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