基板の撮影は、照明が映り込んでしまったりして意外に難しいものです。何か良い方法はないのかとWeb検索したら照明の自作例を見かけたので真似してみました。
Tachi technical blog - 基板撮影箱を作る
仕組みはご覧の通りで、ダイソーのタッパー容器の内側にLEDテープを貼り付けただけです。環状ではありませんけどリングライトと呼ぶらしいです。ちなみに容器の底に置いている黒いのはIC用の導電スポンジです。
LEDテープは、安くて演色性の良いものを、と探しCRI(Color Rendering Index>=90と称するものをebayで見つけました。色は、cool white, warm white, 4000K whiteが選べました。warm whiteは電球色、4000K whiteは昼白色より色温度低めでしょうか。撮影照明用にはcool white(昼光色)が適しているようです。
LEDテープを使うのは、初めてです。はさみマークのところであれば任意の長さに切断できます。9Vで弱く光り、定格の12Vでは眩しく輝きます。どうやらLED 3個直列+100Ω抵抗を一組として並列接続されています。
LEDテープ裏に付けられた粘着テープでタッパー容器に貼り付けます。LEDは熱くなります。おそらく50度くらいになっていそう。いずれテープが剥がれてしまうでしょうが、そのときに考えましょう。
今回はLEDを30組 90個を点灯させています。電流は電源投入直後0.89A、徐々に上昇を続け0.916Aで落ち着きました。調べてみたらLEDの順方向降下電圧は-2mV/℃の温特を持っているそうで、納得。このテープは抵抗で電流制限掛けているので仕方ありません。
使用結果
デスクライトとの比較では、照明の映り込みが緩和されているのがわかります。照明ボックスでは照明の位置調整が要らなくなるのでめちゃラクになりました。
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