ループアンテナのインピーダンスを測ろうとリターンロスブリッジを作りました。リターンロスブリッジは、アマチュア無線系の方がギガヘルツ帯まで使える凄いモノを作られていて圧倒されます。(こんな方とか、こんな方とか。)私は、数メガヘルツまでで良いのでDC RECORDING HOME PAGEさんの記事を真似てみました。が、特性的には残念な結果になりました。劣化コピーと言われそうです。
ケースにはジャンクの小さなケースを使って手抜きしました。基板は片面ユニバーサル基板でアース代わりに銅テープを貼り付けています。緑色の部品はアモビーズです。2個直列にしてコイルを巻いてますが普通は並列に巻くんでしょうか。
ブリッジの抵抗は、手持ちにあった49.9Ω誤差1%を使いました。
そのほか元記事にあったシールドを省略したりと細かいところは追いついていません。
アイソレーションのグラフです。終端抵抗の銘柄によってばらつきが多いです。その中でもマシな組み合わせのものを選びました。少なくともそれなりにバランスが取れていてリターンロスブリッジとしての効果はあると言えます。
今回の目的のインピーダンスアナライザを使って見たところです。50Ω終端器と映像用75Ω終端器の例です。もっともらしい数値を示しています。
次に、秋月電子で購入した470uHのインダクタを測ってみます。データシートによると誤差±10%、自己共振周波数1.5MHz、直流抵抗0.43Ωmaxとあります。
上のグラフがR+jX表示、下がインダクタンス表示です。測定インピーダンスが50Ωからかけ離れていますので誤差は大きいものの自己共振の様子も見えますしなかなか面白いツールだなと思いました。