ケースレイアウト
まず、ケース内に収納するルビジウム発振器、電源ユニット、分配器基板やパネルに取り付けるスイッチ類のレイアウトをCADで作図します。そして加工対象のアルミ板にプリントアウトを貼り付けて、加工作業を行います。
パネルデザイン
パネルに貼り付けるフィルムラベルは、例のごとく文字の配置、大きさ、フォント等を考えながらCorelDRAW Essentialsで使って作成します。手順としては、ケース内のレイアウトをCADで作図しておき、その図に従って各部品の位置をCorelDRAW Essentialsで再作図してます。ところで、フリーのドローソフトでInkspaceというのがあります。少し触ってみましたがフリーとは思えない完成度で、期待できそうです。
組み立て
製作した分配増幅器基板やルビジウム発振器を仮組みしてケース加工に問題がないか確認します。今回、初めての試みとしてコネクタやLEDのために専用基板を製作しました。通常ならユニバーサル基板やパネルに直付けするところですが、製品っぽい出来映えで性能には関係ないですが自己満足できます。
分配増幅器基板
ルビジウム発振器の取り付け
ルビジウム発振器ユニットの固定ビスはインチネジだとは聞いており、パソコンケースのネジがそのまま使えるだろうと、勝手に思っていました。でも、合いません。マニュアルによると、#4-40 ステンレスビスでパネル内に入る長さが1/8インチ~1.25インチと指定があります。
この手のものは、やはりネジ屋さんだろうと大須というか上前津の伊正産業へ。 Webのトップページによると、“店員は無愛想ですが、頼りになります”とあります。店内は薄暗くて、膨大な在庫のなかを店員さんが忙しく動き回っています。こう いう雰囲気の店は、大阪や東京でも見たことないです。膨大な在庫を持っているので、欲しいものを具体的に指定しなければいけません。私は、ねじの頭の形状を『丸いヤツ』と答えたところ、こりゃダメだと思われたらしく、在庫の棚まで連れて行かれて現物を確認させて貰いました。
ビスの長さを1/2インチとお願いしたところ、店員さんは「4分(よんぶ)ね。」と呼んでました。建築屋さんの呼び方ですね。写真は、下がインチネジ、上はついでに購入した便利なM3のセムスねじです。(ステンレスは高かった)
さて、ルビジウム発振器は6つのビスで取り付けますが、1つだけケース内で何かにぶつかって最後までネジを締めることが出来ませんでした。ねじの長さは、マニュアル(DATUM社)の規格内ですが、実際に使ったのはEFRATOM社製のため、少し仕様が異なるのかもしれません。
完成
配線後の完成写真です。組み立て時にフロントパネルが汚れてしまいました。次回、何かを作るときはシートか何かで養生することにします。
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