2014年10月14日火曜日

ようやく動いた Si5338

I2C のプログラムで行き詰まっていた Si5338 がようやく動作しました。


まずは、12MHzクロックから155MHzを作ってみました。1.39MHz離れに-26dBcで大きなスプリアスがいます。これの原因調査でクロックの交換、出力レベルの変更、負荷抵抗の交換などなどいろいろ試しましたが、原因は3端子電源ICの発振でした。パスコンの容量不足で発振させたことはありますが22uF積層セラミックのESRが小さすぎることが原因の発振は初めての経験です。

電源の発振の影響を受けています

そういうわけで積層セラミックをタンタルに交換したところ大きなスプリアスは解消しました。次に49.152MHz クロックから 100MHzを作ったところです。-55dBcとやや大きいスプリアスがありますが、これは Fractional-N のシンセサイザで発生するノイズのようです。
試しにFractional-N を使わないよう49.152MHzの2倍の98.304MHzにセットしたところ近接のスプリアスが消えることが確認できました。

100MHz出力

100MHz出力

98.304MHz出力

98.304MHz出力


念のためFMトランスミッタの Si570 のスペクトルがどんなものであったのか確認してみました。出力ラインに0.1uFのコンデンサを介してスペアナをパラ接続して測りました。結果、Si5338と大差ないことがわかりました。

Si570の例

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