2012年6月16日土曜日

FPGA FMトランスミッタ: 原因は431の発振だった

コーデックのループバックテストの記事でみつかったナゾのノイズ31.6kHzの原因がわかりました。シャントレギュレータ431の発振です。こんなモノが発振するとは知りませんでした。ググると多くの記事が見つかり、ごく一般的な事象のようです。

昭和的電子工作日記 - LT431発振
Venetor Sound - 電気のみなもと(源)(4)

なんでも、出力に0.01uF~数uFのコンデンサを接続すると発振する場合があると、データシートにも明記してあります。

NJM431のデータシートより

バイアス電流は5mAなのでグラフによると約2uF以上であれば問題ないはずです。接続していたのは10uFでセーフのはずですが、積層セラミックだから2.5Vが加わって容量低下?しても2uFまで下がるとは思えません。ESRが低すぎてまずいというあれでしょうか。まあ余裕を持たせた設計をしましょうということなんでしょう。


今回原因となったコンデンサ 10uF

発振時の431の出力

無音時のコーデック アナログ出力(発振対策前)

無音時のコーデック アナログ出力(発振対策後)


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