製造元の電子研のWebページによると、不具合が見つかり受注見合わせになっていますが、31日より受注再開される模様です。そんなに高い周波数は縁が薄いですが、価格が出頃なので1台手元に欲しくなります。
ところでこのモジュールで採用されているAnalog DevicesのADF4350は、2200-4400MHzのVCOを内蔵したPLL ICで、この周波数帯を3つのVCOで16バンドに分割してカバー。共振回路まで内蔵されているので、外付けの共振回路で苦労することはなさそうです。これなら再現性よくギガヘルツの工作ができる・・・のかな。

VCO内蔵のPLL IC "ADF4350"
用途としては、クロックジェネレータだけではなく無線LANやWiMAXといった無線アプリケーションにも使えると書いてあります。データシートの位相雑音特性図によると、2.2GHzを分周した1.1GHzの20kHz離れで-100dBm/Hzそこそこです。ローコストのSGで同様なスペックを謳うものもあるわけですから、それをワンチップで実現できることは素晴らしいと思います。(変調機能はありませんが)

位相雑音特性例
データシートより
0 件のコメント:
コメントを投稿